飄々図書室

【書評・読書感想文】本にまつわるあれやこれや

書評ブログを1年間運営しての実績・感想などを書いてみる

      2017/09/03

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 当サイト「飄々図書室」を開設してから約1年経った。
 特に理由や目的なく、書くことが暇つぶしや頭を使うことにでもなればいいかと思って立ち上げたのだった。本は好きだし、ネタに尽きることがないかなとも思ってのことである。

 当サイトの基本情報(これを書いている現時点)
 記事数:47
 PV:月間1500程度
 CMS:wordpress
 テーマ:stinger5

 零細書評ブログであるけれども、これから書評・読書感想文ブログを立ち上げようとしている人にとって何か参考になることがあるかもしれないので、ここに1年間経って感じたこと、起こったことなどを綴っていこうと思うのである。

 

更新頻度は適当

 立ち上げ当初は週一で更新しようと思って意気込んだこともあったのだが、一週間というのは意外とあっという間に過ぎるのである。
 更新に追われて嫌になりそうだったので、それからは気が向いた時にだけ更新している。

 気が向かなければ数ヶ月放置。
 逆に、今年の初頭は仕事の休憩中に本を読みまくっており、せっかくだからとその感想文を書くことで週に何度も更新されたりした。

 完全に趣味のブログであるので、飽きないように、嫌にならないようにマイペースで長く続けていこうと思っている。

 

ジャンルも適当

 当初は、奇書や変わった本、笑えるような本だけを取り扱っていこうと思っていたのだが、途中からどうでも良くなって、本や言葉にまつわること全般について書いていこうというスタンスに変えた。書くことが限定されるのもどうかと思ったのである。

 従って、全くとりとめがない。
 小説の感想文から、結婚にまつわる名言集、アフィリエイト本まで。

 でも、いいのである。趣味のブログだ。
 検索経由でたまたま誰かに読まれればいいかなくらいに考えている。

 

書きたいことを自由に書く

 書きたいことを書くようにしている。誰に気を遣う必要もない。
 ただ、読みやすいように、最後まで読んでもらえるように考えて書いているつもりではある。
 読者を想定し、単なる自己満足や自己陶酔に陥っているだけの文章にならないように気を払っている。

 文字数は、殆どの記事が2000字〜3000字以上の長文である。
 誰が読むんだと思いながら書いている。

 自分の中で、書くにあたってのテクニックやセオリーはあるけれども、「お前ごときが偉そうに」と思われると恥ずかしいので、敢えて書かない。
 ただ、文章を上手に書くための努力の支払い方は、なんとなくわかっているつもりである。三箇条にしてまとめる。

 一、多くの文章に触れて、好きだなと思う書き手を見つける。
 二、好きだなと思う書き手の文章を真似する(パクるではない。「あの人だったらどう書くかな」と想像しながら、自分の言葉で書く)。
 三、とにかく実際に書くこと。書きまくる。書くことに慣れること。

 

三度のバズ

 当ブログでは1年間で3度のバズ(訪問者が瞬間的に激増すること)があった。

 一度は、最初に投稿した記事『日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術』の書評を、偶然にも著者のシモダテツヤさんにツイートして頂いたことによるものだった。
 1000PV程度のバズ。立ち上げてから数ヶ月頃のことだったので、非常に驚いた。
 立ち上げたばかりのヒヨっ子ブログのアクセス数が爆発的に伸びているのにも驚いたし、シモダテツヤさんに言及して貰えたことにはもっと驚いて、やや誇らしくなった。

 二度目は、『絶望名人カフカの人生論』がfacebook経由でバズった。理由は未だにわからない。誰か著名な人がきっかけとなったと思うのだが、調べる術がなく、謎のままである。
 気がつけば700以上の「いいね!」が付いていて、何かの間違いではないかと思った。騙されているのかとも思った。
 騙されているわけではなかったので良かった。

 三度目は、正確に言えばバズではないのだが、王様のブランチというテレビ番組で『情事の終わり』という小説が紹介された際、たまたま「情事の終わり」というキーワードで検索結果3位(1位アマゾン、2位新潮社)にあった当ブログ記事に検索経由でのアクセスが集中した。500PV程度。
 検索上位にいたことはラッキーであったが、自分の書いた文章がgoogleの検索アルゴリズムに「書評の中では一番役に立つ記事である」と評価されていた結果の検索上位表示であると思えば、大変に嬉しいことであった。
 こんな弱小書評ブログでも、googleはきちんと評価してくれるのである。

 

収益について

 当ブログは、アドセンスとAmazonアソシエイトによって収益化されている。当初は、アドセンスは貼っていなかったのだが、貼らない意味はないと思い直し、なんとなく貼ってみた。
 年間収益額は、ざっくりとした計算だが、上記2つの収益源を合わせて、サーバーレンタル料とドメイン料が回収できる程度である。意外と収益化できていることに驚いている。

 

アドセンス

 当初、「書評ブログでアドセンスなんて収益が上がるわけない」と思い込み、採用していなかったのだが、貼ってみると意外と収益になっているのである。もちろん、分母が小さいので大した額にはなっていないのだが。
 私は、当「飄々図書室」以外に二つのブログを所有しており、一つは雑記ブログ、もう一つはビジネス系のブログであるが、CTRが最も高いのは当書評ブログである。なぜかはわからない。全くもって不可解である。
 ただ、当ブログに関しては、収益を目的としていないため、ヘッダーや記事中には広告を貼っていない。従って、クリック率が高いのは記事下広告であると推測される。訪問者がきちんと真剣に最後まで記事を読んでくれている証なのかなと解釈している。ありがたし。

 

Amazonアソシエイト

 毎日何らかの商品がクリックされてはいるけれど、売れているわけではない。それでも、月に数冊程度は売れる。
 Amazonアソシエイトについては、クリックされた当該商品が購入されなくても、クリックした人がその後24時間以内にAmazonで何か買い物をすれば、その分の報酬が支払われるという素晴らしいシステムを採用しているので、関連商品の紹介などにかこつけてどんどん貼っていいと思う。

 私は電子書籍は読んだことがないので、「kindle版なんて誰が買うんだ」と思い込んでいたのだが、意外と売れる。紙の本の方のリンクを貼っているのにkindle版が売れたりしていて驚愕した。
 従って、アソシエイトリンクを埋め込む際には、kindle版があるならそちらを掲載することをおすすめする。kindle版の方が報酬額が高いという理由もある。

 

収益が上がる記事の特徴

 これは歴然とした差が出ているのだが、アドセンスにしろ、Amazonアソシエイトにしろ、実用性の高い本を紹介した記事のほうが収益が上がっている。アドセンスのCTRも高いし、Amazonアソシエイトで本も買われる。
 例えば、『デグー 完全飼育』「多肉植物のオススメ本3選」のような記事である。

 逆に、小説やエッセイなどの記事は、全くと言っていいほど収益になっていない。
 朝井リョウのエッセイ『時をかけるゆとり』の書評は、当ブログの中でもアクセス数が高い記事の内に入るが、収益額としては恐らくかなり下の方である。あんなにアクセス数があるのに、未だ一冊も売れていない。
 バズのところで触れた『情事の終わり』も、500PVがありながら、売れたのはたった一冊である。
 恐らく、小説やエッセイなどの記事は、読み終わった人が感想を共有しようとして訪問する場合も往々にしてあるから、あまり売上にならないのだと思われる。

 それでも、私は書きたいことを書いていくつもりである。収益はおまけであり、副産物である。収益に関しては「【長文】書評ブログ収益化のリアル。2年間運営して学んだ5つの戦略」に詳しく記述したのでご覧いただきたい。

 

書評ブログを始めて良かったこと

本の読み方が変わった

 何か書評で書けるようなネタとか面白い箇所、名言がないかどうか注意深く考えながら読むようになった。
 読む速さは変わっていないので、より頭を使いながら読書ができている感覚がある。ちなみに、読むのは遅い。

 結果、面白い箇所はより面白く、名言はより名言に感じることができる。
 どういう風に書評を書いたらこの面白さが伝わるだろうかと考えながら読める。マルチタスクである。
 『やし酒飲み』『苦悩の始まり』を読んでいる時には、このふざけた小説をどうやって書評に書いてやろうかと大変にわくわくしながら読んでいた。

 

アウトプットにより本の内容を深く理解できる

 そのように考えながら読めるので、漫然と読んでいた以前よりも、本の内容が良く頭に入っている。引用に便利なように、どの辺に何が書いてあったかなどを覚えているようにしているので、話の流れを掴んで読むことができていると感じる。

 そして、アウトプットである。
 読んだ内容を書き出すことによって、さらに理解を深めることができるのである。
 不特定多数の人たちに、この本の面白さ、知って驚いたこと、知ってほしいことなどをわかりやすく伝えるように書くよう努めることで、自分自身の知見も高まるのだ。
 書くこと自体で頭を使うから、脳が活性化されていることも期待している。将来のボケ防止になるといいな。

 

文章を速く正確に書けるようになった

 とにかく書くことによって、文章力が格段に伸び、書くことに対するハードルが下がるということを実感している。

 実は私は、小学生の頃、読書感想文というものが大変に苦手だった。まず、本なんて読まなかった。
 「走れメロスを読みました。メロスはすごいなと思いました。おわり」
 本当にこの程度の感想文しか書くことができなかったので、原稿用紙を何枚も書くことのできている同級生たちを密かに天才と崇め、羨ましく思っていた。
 高校生の時も、小論文模試を一文字も書くことができずに白紙で提出したことがある。クラスのほとんどの人が書き上げて提出していたから、強烈な劣等感に苛まれたのを覚えている。

 大人になり、少しづつではあるが本を読むようになって、文章というのは自由なのだと気付いた。何を書いてもいいんだ。正解はないのだ、と。

 初めは全く書けなかった。400文字を書くのに何時間もかかったりした。書いては消して読み直して、の繰り返し。
 だけど、思い通りに書き上げられた時の気持ちの充実は快感だった。

 書くことは細く長く続けていたが、いつしか執筆スピードが格段に速くなっていることに気づいたのだった。
 書く前から文章構成を考えておき、完成図を描きながら書いていく。手を動かしながら考える。どのように伝えるのが効果的か考えながら書き進める。
 今では、2000文字の文章なら1時間もあれば書き上げることができている。もちろん、それが速いとは言わないが、かつての私と比べたら奇跡のような上達である。タイピングも速くなった。

 文章上達のコツは、とにかく書くことである。
 書いて、読み直して、他の人はどのように書いているのか観察して、反省を踏まえながらまた書く。書く。書く。嫌にならない程度に書き続ける。
 身をもって体感し、実証された。

 

おわりに

 当ブログ「飄々図書室」は、私のライフワークとして細く長く続けていこうと思っている次第である。

 書評や読書感想文をウェブ上にアウトプットすることは、大変なメリットがあると私は感じている。
 書いている当人にとっても、内容の理解を深めたり、頭を使ったり、暇つぶしになったり。
 読む人にとっても、共感したり、新しい発見があったり、クスリと笑ったり。

 もし今、「書評ブログやろうかなーどうしようかなー」と思っている人がいたら、全力で応援したいのである。

 
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