ビジネス書

 「オッサンにだけはなりたくない」と思い始めたのはいつからだろうか。
 恐らく20代前半、社会人とやらになってしまって、大人に触れる機会が増えてからのことと思われるが、もしかしたら、それ以前からオッサンなるものに対しては禁忌の ...

小説

 20代後半、私は酒ばかり飲んで過ごしていた。
 毎日自宅で限界までひとりで晩酌をし、意識がうつろになった未明にようやく睡眠し、翌朝、やや酒の残ったまま仕事に出かけていた。
 現在は週に数日だけ嗜む程度に改善されたが、 ...

動物・植物

 デグーは本当に愛らしい。かわいい。
 近年認知度が高まりつつある、エキゾチックペットと分類される齧歯類がデグーである。テレビドラマのATARUで主人公が飼っているペットとしても登場したらしい。

 しかし、ペットと ...

歴史, 辞典・事典

 トニー・ロビンソン著『「最悪」の仕事の歴史』が欲しかったのだが、少々値が張るので手が出なかった。
 従って、著者である清水謙太郎さんには失礼なこととは思われるが、同じようなコンセプトの書籍である『こんな仕事絶対イヤだ!』を手 ...

辞典・事典

 「舌鼓」を知っているだろうか。
 美味しいものを食べた時に打たれると言われるあれである。
 会話的というよりは文学的な表現であるため、日常会話ではあまり使わないであろうものの、「舌鼓」という言葉は聞いたことがあるだろ ...

アンソロジー, 奇書

 辞書を引けば「奇書」とは、「珍しい書物」であると書いてある。
 この上ない単純明快な説明だ。
 ただ私にとって、奇書とはそんな説明だけでは片付けられないものなのである。

 奇書とは、人間の想像力への挑戦が ...

小説, 文学

 

 愛とは何か。
 ここにひとつの答えがあるかもしれない。
 「20世紀文学最大の恋愛小説」と言われるグレアム・グリーンの長編『情事の終わり』である。

 主な登場人物は3人。
 ・ベン ...

小説, 駄目男への讃美

 駄目人間に強く惹かれるのだが、この小説の主人公もかなり駄目である。
 本作は2004年にドイツ最高の文学賞ビューヒナー賞を受賞のほか、数々の賞を獲得した作品である。

 毎日、何の役にも立たない空想をして過ごしてい ...

戯曲, 笑える本

 古典というと、どうしても堅苦しいイメージが付きまとう。
 そこから何か学ばなければならないという思いにとらわれて、私のような普通の読者としてはどうしても「楽しむ」というよりは「勉強させられる」という側に傾倒してしまう。「読む ...

エッセイ

 旅の本というと、だいたいカイドブックみたいなものに終始するというのが私の印象だった。
 必要な物とか心構えとかアドバイスが書かれていて、「人生は君の物なのだから、一度くらい、ふらっと旅に出ちゃえば?」みたいな軽いアプローチで ...