やんごとなきハウツー本, 働きたくない

『社会不適合で僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。』(静慈彰、飛鳥新社)は「お金がなくても生きていける」系の本としては個人的になかなかのヒットであった。

まず「くるま暮らし」というテーマが珍しく貴重である。そして、ハウツ ...

やんごとなきハウツー本

 
「人生何が起こるかわからない」というのは、いつゾンビに襲撃されてもおかしくないという意味である。「一寸先は闇」というのは夜道を歩いていてゾンビに遭遇しないとも限らないということである。

そして「転ばぬ先の杖」と ...

エッセイ, やんごとなきハウツー本

 野宿をしなければならない理由はどこにもない。
 読者である我々には(殆どの場合)帰る家があり、『野宿入門』の著者・かとうちあきさんにももちろん住む家があると記述されている。

 だが、なぜか著者は野宿の魅力に取り憑 ...

やんごとなきハウツー本, 働きたくない

 人生、何が起こるかわからない。
 もし明日、突然に仕事を失い、住む場所と所持品を全てなくし、この身ひとつで都会に放り出されるかもしれない。或いは、何もかも嫌になって、全てを捨てて人混みの中をあてもなくさまようことを選ぶことが ...

やんごとなきハウツー本, 動物・植物

 私が25歳の時、ふと立ち寄った地方の寂れたペットショップにワラビーがいた。カンガルーが小さくなったみたいな動物である。
 魚とか亀とかを眺めるために訪れたのであったため、ワラビーとは大変意外だった。衝撃的でさえあった。だって ...

やんごとなきハウツー本

 このご時世、独裁政権に対する風当たりは非常に強度を増している。ソ連崩壊がビッグバンとなった社会主義独裁国家の衰退、フセイン政権の崩落、ごく最近ではアラブの春などの影響で、これから独裁者を目指す者は殆ど世界のトレンドに反するとして白い ...

やんごとなきハウツー本, 奇書

 紀元前のローマ時代に生きた色男にして恋愛マスターを自称する詩人オウィディウスによる恋愛指南書である。彼の経験豊富さに裏打ちされた恋の技術が遺憾なく記されてある。

誰にもせよ、この民のうちで愛する技術を知らぬものあらば、こ ...

やんごとなきハウツー本

 「タイムマシンさえあれば」と唇を噛んだことはないだろうか。
 私は殊更、大袈裟な事象においてそうやって悔しい思いをするほどまでに人生経験が豊富ではないため、或いは、もう一度人生をやり直すなんて面倒で仕方がないし、未来の自分な ...