TVアニメ『弱キャラ友崎くん』、全話感想ツイートまとめ

この記事は飄々図書室ツイッターアカウントにおいてツイートされたTVアニメ『弱キャラ友崎くん』の感想ツイートを転載してまとめたものです。

第1話 なんだかんだ言って 有名なゲームは大体おもしろい

弱キャラ友崎くん1話を見た。原作がとても人気だというのでアニメ化が楽しみだった。
賛否があるみたいだけど、ヒロインの話す論理には説得力があると思った。導入として素晴らしい第1話だった。
「人生は神ゲー」か? 物語と共にそれが神ゲーたる所以を探って行きたい。

 

第2話 一回の戦闘でレベルが連続で上がるとめっちゃ気持ちいい

弱キャラ友崎くん2話を見た。

・登場人物の台詞が説明的では?
・都合よく話が進みすぎでは?

と思った。最後の単語帳はドン引きした。
現状、ヒロインの「正しさ」が物語の推進力となっているが、その正しいヒロインが自問自答するような展開があればバランスが良くなると思った。

 

第3話 一人目の仲間が女の子だとしばらくデート気分で冒険できる

弱キャラ #友崎くん 3話を見た。

「人生というゲームを上達するために好きでもない女の子を攻略することは不誠実なのでは?」という主人公の疑問が今後掘り下げられるのかどうかが気になる。
掘り下げられないのであれば「自己啓発」「恋愛工学」とのレッテルを貼られても仕方ないかなと思った。

SNS時代のスクールカーストはSNSのフォロワー数で決まる、というのを聞いたことがあるので、アタファミ全国1位であればただでさえ相当のフォロワー数を獲得できると推測され、友崎くんの失策は(おそらく)SNSをやっていなかったことかもしれない。

 

第4話 ダンジョン攻略後に村に帰ると強いボスがいたりする

弱キャラ #友崎くん 4話を見た。冒頭からして友崎くんは既にリア充では…?

映画のチケットを、ヒロインの言いなりではなく、きちんと主体性と誠実さを持って「渡さなかった」ことと、ヒロインもそれを強く非難しないところが良かった。

登場人物たちの新たな人間関係も提示され、今後楽しみである。

 

第5話 難関イベント攻略後に仲間になるキャラはだいたい能力値高い

#弱キャラ友崎くん 5話を見た。

後半は政治だった。
テンポがとても良くあっという間だった。
ヒロインに彼氏がいるかも、と聞いた友崎くんの中に芽生えるおそらく本人もよくわかってない感情を、本人もよくわかってない感情として秀逸に表現されててとても良かった。

あと、生徒会長に同じクラスから2人も立候補するなんてすごくやる気のある学校だなと思った。

 

第6話 ゲーム内ゲームをやり出すとマジで止まらない

#弱キャラ友崎くん 6話を見た。

みみみがずっと笑っていて感じの良い人で良かった。
これまで受け身の姿勢の友崎くんであったが、ここでみみみを支援する理由を後付けながらも「ヒロインに勝ちたい」とひねり出し、その言葉を元に行動していくところに彼のこれまでとは違う一面が見れて良かった。

 

第7話 師匠キャラがボスになると詰むくらい強かったりする & 第8話 低レベルのキャラだけじゃ解決できない問題もある

#弱キャラ友崎くん 7話と8話を見た。

ヒロインは中学の時にバスケットボールで悔しい思いをしたらしいのに、高校では陸上をやっているのはなぜだろうと思った。陸上なら1番になれると思ったのかな。

ヒロインは「努力で全てを勝ち取ってきた」と言っていたけど、努力が全て報われるのはやはり才能がある証であると思われ、「努力で全てを勝ち取ってきた」というこの物語の根底と説得力が揺らぐのではないかと思った。今後、ヒロインの努力では平均を上回れない何らかの欠点が提示されれば話は別だけど。

友崎くんがみみみに一緒に帰ろうと提案して、友崎くんが何もしないで問題が解決する展開は良かった。

みみみが唐突に部活を辞めるというところ、私の高校時代にも、高校生活をエンジョイしてそうな人が唐突に自主退学したり、部活をエンジョイしてそうな人が唐突に部活を辞めたりしてたことがあったので、言葉にできない彼/彼女なりの悩みがあったんだろうなと思った。

 

第9話 仲間を揃えて最初の街に戻ると新しいイベントが起きたりする

#弱キャラ友崎くん 9話を見た。

友崎くんの「人生というゲームを攻略する」という態度を水沢くんが「お前、何事も真剣だよな」と客観的に言語化していたのが良かった。何事も真剣な人は応援したくなりますね。

ED曲が菊池さん(CV:茅野愛衣)バージョンだった。じっくり聴きたかった。

 

第10話 多人数プレイには多人数プレイなりのよさがある

#弱キャラ友崎くん 10話を見た。唐突に出てきたが竹井って誰やねん。

例の温泉のシーン、本作のテーマは努力で全ては勝ち取ることができる、というものだと思われるが、努力ではどうすることもできない極致とも言える事象について言及されており、それはどんな意味があるのだろうと思った。努力では勝ち取ることができない事象(多様性)へ回帰する伏線だろうか。

私事だが、高校生の時、彼女が彼のことを好きらしいという情報をゲットした者がおり、よーし、彼女と彼をくっつけちゃえ大作戦を敢行したのが楽しかったのを思い出した。彼女と彼は交際を開始し、結構すぐに別れた。

大人になると、会話の殆どがビジネス、金、婚姻している者であれば結婚生活の愚痴、という三大要素に占拠される。
かつては恋愛話とか好きなアイドルの話をしてるだけで楽しかったのに。
従って、彼女と彼をくっつけちゃえ大作戦とか恋愛話とかで盛り上がってる友崎くんたちが楽しそうで良かった。

 

第11話 たった一つの選択肢がすべてを変えてしまうこともある

#弱キャラ友崎くん 11話を見た。そうそう、こういう展開を待っていた。今季アニメイチの神回。

「上から態度なヒロインが無理」「結局は自己啓発」「いや人生はクソゲーだから」というような低評価が第1話時点で散見されたが、そういう向きはこの11話から見るのも善手なのではないかと思った。

 

第12話 ヒロインにしか装備できないアイテムには特別な効果がある

#弱キャラ友崎くん 12話(最終話)を見た。

11話のどんでん返し、12話への帰結はカタルシスがあった。良かった。

この12話で「本当にやりたいこと」という曖昧な謎ワードが唐突に頻出されており、そのせいで友崎くんの発話に説得力があるのかないのかよくわからなくなってしまった。

だけど、全体を通して非常におもしろく、2期を期待したいと強く思った。賛否両論の1話切りはもったいない。

菊池さんは可愛らしかったが、菊池さんが可愛いと茅野さんが可愛いは同義であると思った。

友崎くんの妹、またアニメ界における最強の妹が生み出されてしまった、と思った。