飄々図書室

【書評・読書感想文】本にまつわるあれやこれや

『俺ガイル。続』第12話の感想・考察。由比ヶ浜の「欲しいもの」とは何か?

      2018/07/14

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第12話「未だ、答えには手が届かず、本物はまちがい続ける。」

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』(『俺ガイル。続』、二期)第12話は、前半は王道とも言えるラブコメ展開、後半は打って変わってシリアス展開で、奉仕部の面々が自問に回帰するという秀逸な内容となっている。

過去回や原作を援用しながら考察・解説をして行こう。

 

陽乃との会話

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雪ノ下雪乃の進路を教えない比企谷

第11話で陽乃に「雪ノ下雪乃の進路を聞いておくように」と言われ、保健室で実際に尋ねて知ることになるが、陽乃には教えない。このことから、比企谷が雪ノ下雪乃に進路を聞いたのは「陽乃に頼まれたから」ではなく、自発的な行動だったことがわかる。三浦の「嫌がられても知りたい」という思想に影響されたのかもしれない。

 

信頼ではなく、もっとひどい何か

今後の展開において重要な考え方が示されている。雪ノ下雪乃の比企谷に対する態度は「信頼」ではない。「ひどい何か」という表現からはかなりネガティブなものであることが推測される。「依存」がぴったり来ると思われるが、この辺の答え合わせは原作12巻に示されている。

 

少なくとも、それを本物とは呼ばない

比企谷が陽乃に「本物」という言葉を使ったのは、第4話の冒頭である。「あれを好きだったとは言わない。ただ一方的に願望を押し付けていたというか、勘違いしていただけで、それを本物とは呼ばない」と。

従って、それをここでの陽乃の台詞に当てはめると、雪ノ下雪乃の比企谷に対する態度は「信頼や恋愛感情ではなく、願望の押しつけであり単なる勘違い」という論理となる。

 

本物なんてあるのかな?

この第12話、ストーリーの方向性を明確に示す役割を担っている平塚先生と陽乃の考え方の違いが明白になっているところでもある。平塚先生は第8話で比企谷に「考えてもがき苦しみ、あがいて悩め。そうでなくては、本物じゃない」と言っている。「本物」を肯定し、そこへと導く役割を果たしていることがわかる。

しかし、陽乃はここで「本物なんてあるのかな?」と疑問を呈している。これは反語に近い疑問とみなしても良いだろう。「本物なんてあるのだろうか(いや、ない)」。つまりは「本物」の否定である。

 

比企谷と由比ヶ浜

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比企谷「お前、そのうち暇な日ってあるか?」

比企谷が小さな一歩を踏み出そうとしている。かつては「自分は嫌われている」という堅牢な自意識があったものの第5話の生徒会長選挙で自己犠牲による解決策を放棄して軟化、第11話では三浦の「嫌われてもいいから一歩を踏み出したい」という考え方に共感。そのような足取りを辿って、由比ヶ浜の想いと向き合おうとしていると考えられる。

 

由比ヶ浜「ちょっと考える」

由比ヶ浜は比企谷と雪ノ下雪乃の保健室での出来事が気になっていたに違いない。雪ノ下の想いを知りながら自分が抜け駆けをするのはフェアじゃないとでも思っていたのかもしれない。あるいは、自分の気持ちをバレンタインデーに自分から伝えなければならないとでも思っていたのかもしれない。だから、比企谷の誘いを保留にする。

 

部室

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由比ヶ浜「ヒッキー、ちゃんともらえるもん、ね?」

由比ヶ浜は比企谷にプレゼントするつもりであることが仄めかされている。由比ヶ浜は比企谷への想いを秘めながら、ここまで具体的な行動は何一つしていない。由比ヶ浜も第11話の三浦に共感して一歩踏み出そうとしているのかもしれない。

 

由比ヶ浜「あたしらしい、か……」

由比ヶ浜「でもさ、なんか隼人くんの気持ちもわかるなぁ。ほら、何ていうか、やっぱりいろんなことに気を回しちゃったりするんじゃないかなーって」
一色いろは「なんか結衣先輩らしいですね」
由比ヶ浜「あたしらしい、か……」

一色いろはの言う「結衣先輩らしい」とは何だろうか。文脈から判断すると「周りのことを考えて行動する」と言ったところだろう。一言で言えば「優しい」「利他的」という言葉がしっくり来ると思う。もちろん、いろはは嫌味で言ったのではない。

しかし、由比ヶ浜はそのように思われることに違和感があるらしい。このことは第12話後半から第13話にかけて出てくる「ずるい」という言葉とも関連してくる。つまり、理想を押し付けられている(=本物じゃない)ことを示すと共に、由比ヶ浜が由比ヶ浜にとっての「利己的」な行動を起こすことへの伏線である。

 

集大成としてのバレンタイン試食会

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一期第1話からの進歩

この『俺ガイル。』の物語、そもそもの始まりは由比ヶ浜が「手作りのクッキーを作りたい」と奉仕部にやってきたことが契機になっている。作中で明確にはされていないが、比企谷へ渡すためのクッキーであることは自明だろう。一期第1話では三人だけの閉ざされた世界だったが、ここに来て奉仕部の人間関係はオープンなものになっていることが示されている。あの頃とはいろいろなことが明らかに違う。

 

登場人物大集合、ある種の大団円

この第12話、これまで登場してきたキャラクターが一同に会しての大団円的な雰囲気がある。ぞれぞれの登場人物が皆それなりに救われていて、比企谷をはじめとする奉仕部を評価している。みんな幸せ、めでたしめでたし。このバレンタイン試食会をもって「奉仕部とその他大勢」におけるストーリーラインは完結したと言っていい。

だけど、「比企谷はみんなと仲良くなりました、めでたしめでたし」とはならない。「奉仕部とその他大勢」の問題は解決したものの、新たな問題、すなわち「奉仕部内での三人の関係」に回帰していくこととなる。

 

比企谷が気になる川崎さん

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折本かおりが「そう言えばあたし、比企谷にあげたことあったっけ?」と何の衒いもなく尋ねたのを聞いて、雪ノ下雪乃、由比ヶ浜、一色いろは、川崎さん、玉縄が反応している。こういうシーンはおもしろくて好きである。

川崎さんはアニメ版では殆ど出番がないけれど、原作ではちょくちょく登場してきて比企谷を気にかけている様子が散見される。

 

比企谷が気になる雪ノ下雪乃と由比ヶ浜

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陽乃の「そう言えば隼人は昔、雪乃ちゃんからもらったよね」という衒いに満ちた発言を受けて、雪ノ下雪乃は比企谷に視線を向け、由比ヶ浜も後方から比企谷を見つめる。雪ノ下雪乃がなぜ比企谷を心配そうに一瞥したのかについては言うまでもあるまい。

由比ヶ浜はなぜ雪ノ下雪乃ではなく比企谷を見つめたのか。由比ヶ浜は、比企谷と雪ノ下が想いを通じ合わせている、と思い込んでいるようである。雪ノ下雪乃に対する敵意はないことがここでわかる。現状こうなってしまったのは、由比ヶ浜自身が具体的な行動を保留にし続けていることに起因することを由比ヶ浜はわかっている。ので、由比ヶ浜は比企谷のリアクションを気にすることしかできない、といったところだろうか。

これらの全てを陽乃はきちんと見ている。

 

動揺する比企谷

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ボウルを落として動揺している雪ノ下雪乃に見つめられて、比企谷も動揺する。おそらく意識されていることを強く感じているから動揺しているのだと思われる。動揺を抑えようとすることは、自意識を保つ行為と同じである。

作中ではこれほどまでに明確には描かれないが、これまでの由比ヶ浜のアプローチにも比企谷は動揺しまくってきたと推測される。由比ヶ浜の心情を炙り出すためにこうして敢えて比企谷と雪ノ下雪乃のやり取りを描いているのであって、これが比企谷にとっての動揺のピークというわけではないように思う。

そんな動揺する二人のやり取りを見て、由比ヶ浜は陰でうつむく。そんな様子を陽乃は全て見ている。

 

平塚先生と陽乃の認識の違い

このイベントに対して平塚先生と陽乃の認識の違いが浮き彫りになっている。平塚先生は「今」の肯定、それに対して陽乃は「本物」の否定。平塚先生はマクロ視点でイベントを高評価、それに対して陽乃はミクロ視点で比企谷たちの関係を低評価する。

 

ポジティブに捉える平塚先生

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平塚先生「いいイベントになったな。人の印象は日々更新され続けている。一緒の時間を生きて、一緒に成長し続けていればわかっていく。歩いている最中は進んだ距離を振り返らないものさ。もっとも、歩みを止めてしまった者からすると進んだ距離の分だけ裏切られたようにも感じるものだが。いま近い場所で、この光景を見られて良かったよ」

平塚先生の役割は「今」を肯定することにあるように思う。今しかできないことをやれ。先のことはどうにでもなる。今しかできないことがある。「今」とは気持ちや心と同義であるかもしれない。

葉山たちグループのような関係が正解であるということもないだろうけれど、少なくともこのイベントを平塚先生は本心から高く評価しており、比企谷の成長の証として捉えているようである。

台詞の中にさり気なくある「歩みを止めてしまった者からすると進んだ距離の分だけ裏切られたようにも感じるものだが」という部分、「歩みを止めてしまった者」というのは陽乃のことを指していると考えることができる。

 

ネガティブに捉える陽乃

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陽乃「ふーん、それが比企谷君の言う本物? こういう時間がきみの言う本物? これがそうなの? 今の比企谷君たちは、なーんかつまんない。私は、前の雪乃ちゃんのほうが好きだな」

陽乃は全て見ている。比企谷たちの関係が「ひどい何か」であることを見抜いている。

雪ノ下雪乃のサポートがなければお菓子を上手に作れない由比ヶ浜。由比ヶ浜の積極性がなければ自分の作ったものを比企谷に渡せない雪ノ下雪乃。この居心地の良い関係に甘んじて自分の心と二人の気持ちから目を背け続ける比企谷。

こんなものは本物ではないと三人はどこか胸の内では感じていたのだろう。だけどそれなりにこの楽しいイベントを過ごしていた。楽しく終わるはずだった。だけど、陽乃に核心を突かれてしまう。

 
陽乃は雪ノ下雪乃の成長を後押しする役割を果たすキャラクターなのは間違いないのだろうが、そのベクトルは平塚先生とは真逆であることが仄めかされている。平塚先生はこのイベントを高評価するが、陽乃の「前の雪乃ちゃんのほうが好きだな」と時間を巻き戻すことを是とする発言からそれは明らかだ。「前の雪乃ちゃん」とは「陽乃の影を追っていた頃の雪ノ下雪乃」のことだろうか。

それが「裏切られたように感じる」から水を差しているのか、本当に比企谷や雪ノ下雪乃のためを思ってそう言っているのかは現時点ではわからない。陽乃が成長と思い込んでいるものを比企谷たちに押し付けようとしているようにも見える。

 
また、陽乃が葉山のことを「つまらない」と思っていることは作中で散々に示唆されてきたことである。葉山は三浦と一色が自分に好意を寄せていることに気づきながら、それをなあなあにするこのイベントに満足している。比企谷も雪ノ下と由比ヶ浜が自分に好意を寄せていることに(おそらく)気づきながらも、ここに来て葉山と同じくそれをなあなあにしようとしている。だから、陽乃は比企谷たちを「つまらない」と言っている。

 

比企谷のモノローグ

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「ただ、慣れていないから、経験したことがないから、だから、ただの違和感なのだと思っていた。次第に慣れて、受け入れるのだと思っていた。それでも、その違和感を見逃してはくれなかった。今まで考えないようにしていたことを、雪ノ下陽乃は突き付けるのだ。それは信頼などではない、もっとひどい、おぞましい何かだと」

比企谷は「何に」慣れていなくて、「何を」経験したことがなくて、「どんな」違和感があると言っているのだろうか。

原作では顕著に語られているが比企谷はこのイベントを「楽しい」と思っている。「楽しいなぁ」と二度も地の文で本音として語られている。こういった皆でわいわいと寄り集まって行われることに対して慣れていなくて、経験したことがないと言ってるのだろう。

 
「違和感」とは何だろうか。おそらく比企谷の言う「本物」との差異のことを言っているのではないか。このイベントは言ってしまえば馴れ合いや欺瞞の極致である。葉山が本命のチョコを誰からも受け取らないのであれば、誰も本命ではないという風に誤魔化してしまえば葉山も受け取るだろうというロジックの元に行われている。で、一色いろはも三浦も葉山もこのイベントには満足している。

しかし、これは「本物」から目を逸らすものでしかない。本物とは誤魔化しの対極にあるものだからである。本物などという堅苦しくて難しいものを抜きにしたこういう時間は楽しくて、その楽しさ故に経験したことがないから今は違和感があるものの、次第に慣れて、受け入れるのだと思っていた。

 
陽乃のちょっかいにどのような意図があったのかはわからないが、少なくとも言っている内容に間違いはない。だからこそ三人の胸に突き刺さり、以降、あんなに楽しかった瞬間は雲散霧消してしまう。

 

帰路

雪乃の母登場

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「陽乃からあなたの進路の話を聞いたからよ」と雪ノ下雪乃の母が登場することで、ここを狙って陽乃が母を呼び寄せたことは明白である。「前の雪乃ちゃんのほうが好き」と言っていたことを踏まえると、再び雪ノ下雪乃を孤立化させる狙いがあったと思われる。

 

支離滅裂な母の台詞

雪ノ下雪乃の母は一方的にいろいろと話すけれど独善的である上に、「あなたらしく自由に生きて欲しい、けれど間違った道に進んで欲しくない」など支離滅裂である。陽乃がそんな母のことをよく思っていないことは第4話で示唆されている(「そうやって誰かに何かを押し付けるの、お母さんそっくり」)。雪乃も母に対して何も言えない。

この物語におけるボスは陽乃ではなく、雪ノ下母かもしれない。

 

由比ヶ浜「ずるい気がするから」

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雪ノ下雪乃の退場後、比企谷の「送る」という言葉に由比ヶ浜は「いいの、なんか、ずるい気がするから」と言って固辞する。

由比ヶ浜の口から「ずるい」という言葉が放たれるのは、第8話での雪ノ下雪乃への台詞「ゆきのんの言ってること、ちょっとずるいと思う」以来二度目である。その際の「ずるい」は「他人に責任を押し付けている」「自分から何も言わないで理解してもらおうとしている」というような意味であると考察した。

先述した一色いろはの台詞「結衣先輩らしいですね」を「利他的」と解釈するならば、「ずるい」は「利己的」であると捉えることができる。つまり、ここで雪ノ下雪乃が第三者に強制退場させられた状況を利用して比企谷と一緒に帰るのは「ずるい=利己的」であるという意味である。この「ずるい」は次回第13話とその続きの原作12巻で由比ヶ浜の心情を考察する上での大きなキーワードとなる。

 

比企谷のモノローグ

「彼女らしさ、俺らしさ。きっと誰かが規定した自分らしさをずっと持っていて、それはいつもズレている。自分たちらしくありたい。けれど、その自分は一体誰が決めたのだろう。俺たちらしさはいつもどこかで食い違っていて。なら本物は、本当の俺たちはどこにいるのだろう」

新たな問題提起である。他者との関係を通じて、自己の問題へと回帰してくる。今後の展開において鍵となる。

 

由比ヶ浜のモノローグ -次回予告

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「欲しいものがある。でも、頭が良いわけでもないし、ずるいから。自分の答えは一つだけ。だけど、それはきっと望まれている答えじゃないんだと思う。欲しいものと望まれているものはとてもよく似ているのに、なんでこんなに違うんだろう。本当は嘘でもいいのに」

次回予告の際に流れるこの由比ヶ浜のモノローグはアニメオリジナルであり、原作にはない。極めて抽象的な言い回しであるが故にいろいろと解釈のしようがある。第13話を見た上での個人的な解釈を下記に提示しておこう(第13話のネタバレを含みます)。

 

「欲しいものがある」

次回第13話で由比ヶ浜はひとつの決断をし、雪ノ下に残酷な問いを突き付ける。由比ヶ浜には明確に欲しいものがある。ここでのモノローグはその決意表明のようなものである。

この「欲しいもの」には二種類の解釈がある。つまり「このままの奉仕部の関係」と「比企谷を自分のものにすること」である。この第12話の話の流れ、特に陽乃から「それが本物なの?」と問われたことから考えると、由比ヶ浜の欲しいものとは「比企谷を自分のものにすること」が有力なのではないかと思う。

 

「でも、頭が良いわけでもないし、ずるいから」

こういったジレンマに陥った時、比企谷なら完璧な解決法をひねり出すのかもしれないが、由比ヶ浜は比企谷みたいに「頭が良いわけでもない」上、ずるい。「ずるい」は「他人に責任を押し付けている」「自分から何も言わないで理解してもらおうとしている」「利己的」であると解釈した。

第13話で由比ヶ浜がしようとしていることは「雪ノ下を牽制し(=他人に責任を押し付け)」「比企谷に想いを伝えずに(=自分から何も言わない)」「自分の提案を押し通す(=利己的)」ことである。だからずるい。しかし、それが由比ヶ浜に今できる一つだけの答えであった。

 

「それはきっと望まれている答えじゃないんだと思う」

「欲しいもの」と「望まれていること」が対比となっている。「欲しいもの=比企谷を自分のものにすること」であると定義したので、「望まれていること」はその逆、すなわち「比企谷を手に入れることができないこと=由比ヶ浜が身を引くこと=比企谷と雪ノ下雪乃が心を通い合わせること」となるだろう。

由比ヶ浜は、比企谷と雪ノ下雪乃は両想いでありながらまだ具体的な形になっていない段階であると思い込んでいるようである。つまり、想い合っている二人が結ばれれば当事者の二人はハッピーエンド(=望まれていること)となる。しかし、由比ヶ浜には譲れない「欲しいもの」がある。だからアクションを起こす。

 

本当は嘘でもいいのに

比企谷の言う「本物」との対比として「嘘」が用いられていると考えることができる。おそらく由比ヶ浜視点では比企谷と雪ノ下雪乃との関係の中に「本物」があるようだと思い込んでいる節がある。二人はどこか似ていて、通い合っている部分が目に付くのだろう。それが第11話、第12話では特に顕著になっていた。

それに比べると、由比ヶ浜が求める「欲しいもの」は相対的に「嘘」に格下げされてしまう、と由比ヶ浜は思い込んでいる。でも、欲しい。嘘でもいいから欲しいと思っている。そして次回へと繋がる。

 
次の記事:
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